特許庁のデータベースで
じぶんで商標調査をやってみよう!
そんな方に読んでいただきたいです。
調査のおもなポイントはふたつ。
(ホントはもっと色々ある)
- 同じ・似た商標がすでに存在していないか?
- 商標として機能するか?
まず、
1.同じ・似た商標がすでに存在していないか?
について
おなじ商標がすでに存在しているか?
これはかんたんです。
まったく同じ字づらの商標が
あるかどうか見るだけ、です。
問題はここから…。
同じのがなければ登録!
とはなりません。
似た商標があるか?
こっちのがずっと重要!
では、似てるかどうかどう判断するのか?
ずばり、
商標の見た目、読みかた、意味を『総合的に』見て
『全体として』似ているか?
を考えます。
でもさ、でもさ…
『総合的に』に見て『商標全体として』
似てるかって、結局どういうこと?
どこまでが似ていて、どっからが似てないの?
ボーダーどこ?
って思いませんか?
残念ながら、コレ
明確な答えはありません。
結論をだすには
特許庁は過去にどんな判断をしているか?
ほかにどんな商標があって
どんいう経緯で登録されたのか?
または拒絶されたのか?
どんな業界・業種なのか?
いろんな方向から考えて
ケースバイケースで判断するしかありません。
(身も蓋もないですがそうなんです)
つぎに、2.商標として機能するか?
これがまたむずかしい!
ごくごくかんたんに云うと
たんなる商品説明っぽい…
かんたんすぎて商標っぽくないかも?
商品説明ではないけれど、
ほかにも使ってる人がいるみたい…
こんな場合は
2.の理由で拒絶されがちです。
これにも明確なボーダーはありません。
どんな言葉・記号・図形をつかってるか?
どんな業界・業種か?
世の中のトレンドはどうか?
こんなことを考え
過去のデータではこうで
今のトレンドはこうだから
今回はこうなるだろう…
って推論していきます。
けっきょくのところ、ただの推論です。
可能性をうんぬんしてるだけです。
ぜったいじゃありません。
とはいえ、まちがった前提で調査をすると
明らかにまちがった結論に至ります。
結果、
まちがった経営判断をすることになりがちです。
何が云いたいかというと…
専門家でない方が
じぶんで調査をするのは
かなりキケンってこと。
同じ商標があるかどうか調べるのに
特許庁のデータベースを見るのは
Good!
が…それで最終的な判断をするのは
けっこう…つか、かなり…こわい。
大丈夫だと思って事業スタートして
あとで権利とれない!どうしよー(叫)!
ってなること、
残念ながらけっこうあります。
調査はくれぐれも慎重に!
この投稿が誰かのお役に立てればうれしいです。
お問い合わせ、メッセージも歓迎です。
必要な方にとどきますように(*^▽^*)。
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