商標登録、この重要な経営判断…

【登録したから大丈夫、そう思ってませんか?】

商標登録して、

その後ほったらかし、にしてませんか?

商標は登録をしただけでは

たいして意味はありません。

まったくなくはないですが、

じつは、登録したあとに

どうやって商標を活かしていくか、のほうが

ずっとずっと大切です!

商標とは、つかわなければ何の価値もありません。

ただの文字や記号の羅列です。

じっさいに使って、

お客さま、マーケットに覚えてもらって

この商標の商品でこんなだよね~って

イメージをもってもらって

やっとナンボというものです。

それなのに、それなのに…。

このロゴでいく、

そう決めたなら一日も早く出願を!

わたしもそうお客さまに勧めています。

『商標登録は早いもの勝ち』

だからです。

この『早いもの勝ち』、

じつはふたつ意味があります。

よく云われるのは、

他の人に先どりされる前に、

というやつです。

もうひとつ、それは…

世間でよく使われる表現になるまえに

登録すべし!

というものです。

商標は、『商標らしく』ないと

登録されません。

『商標らしく』ないと

ただの説明なのか何なのか分からず

商標として機能しないからです。

たとえば、

「AI集客」という商標を

集客のためのコンサルティング業に

つかうとします。

いま出願したら

特許庁がどう考えるかというと…

集客コンサルに『AI集客』?

⇒なんかよく分かんないけど

人工知能をつかって集客するんでしょ?

⇒ただの業務内容の説明じゃん。

⇒商標として機能しないな(=商標っぽくない)。

⇒登録できない。

で、拒絶!となると思います(たぶん)。

つまり、特許庁が

「ただの説明じゃん、何のひねりもない」

と思ったら登録されないのです。

でももし、

数年前に出願されていたら

登録になったかもしれません。

AIというコトバが

今ほど一般的ではなかったので

『AI集客』と聞いても

何それ?AIと集客ってどういう関係?

意外なコトバだな~

じゃ、登録!となったかもしれないからです。

つまり、

ただの説明と思われたらアウト、

分かったような分かんないような…

くらいならOK!なのです。

(例外はあります。)

もし『AI集客』を登録して

独占権を得られていたら

マーケティング上、

ものすごく有利だったはずです。

ほかの人は使えないのですから。

でも、時期を失してしまったら

もう登録できない…。

でも、

逃した魚は大きい!

後悔に前髪なし!

なので…

もうすこし事業が軌道にのったら

もう少し落ち着いたら

まだ早い

は、

みすみす大きな利益を逃す

決断のおくれになるかもしれません。

本気でマーケティングをするなら

商標登録をするかしないか、

一番さいしょにするべき

チョー重要な経営判断、

だと思います(わたしは、ね)。

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この記事を書いた人

不留川智子(ふるかわともこ)のアバター 不留川智子(ふるかわともこ) 知財ブランドコンサルタント、弁理士
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