《マーケティングとは顧客の創造》
ドラッカーさまのおコトバです。
ドラッカーはマーケティングとセールスを
明確に区別しているそうです。
既存マーケット(今すぐ客とかそのうち客)に
売り込むのはセールス。
隠れたニーズやお悩みを発見し、
解決する新しい商品価値を提供し、
知ってもらって、ほしい!と思ってもらう。
=顧客の創造
=マーケティング
なんでこんなこと言いだしたかというと、
≪ブレグジット EU離脱≫という映画を見て
マーケティングのすごさを痛感したから。
EU残留派がやったのはセールス
EU離脱派がやったのがマーケティング。
残留派は、従来の投票者層(=既存マーケット)に
残留のメリット、離脱のデメリットをひたすらアピった。
つまり、
=自社商品の魅力を他社商品と比較して宣伝
=セールス
離脱派は、それまで政治家が存在すら気が付かなかった
《投票しない人たち》を発見し、
声を掘り起こし(潜在ニーズや悩みをリサーチ)、
心を理解し(情緒的&感情的価値の探求)、
響くコトバを探しあて(キャッチコピーの決定)
SNSやAIを駆使して個人情報を分析し、
対象者ごとに最適な情報を伝え、
投票しよう!と思わせた。
つまり、新しいマーケットを作った
=顧客の創造
=マーケティング
離脱派の手法が許されるのかはさておき、
離脱派が勝利し、
英国とEUの将来を変えたのは事実。
そしてこれ、現代のマーケティングや広告で
やってることとまったくおなじ!
マーケティング知らないと
選挙もでれない!(でないけど)
ヘタなビジネス書よりずっとずっと
マーケティングのすごみ、つかい方が分かる!
マーケティングに興味がある方にとっては
示唆に富む作品だと思います。
そして、面白かった。
ご興味ある方はぜひ!