聞いてたのとちがう!
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
ふつうのコトバが
商標登録を受けられないことは
たしかに、あります。
でも、
登録を受けられることもあるんです。
それは、商標をどんな商品やサービスに
使うか次第です。
たとえば『Apple』
ふつうのコトバが登録されないなら、
アップル社の『Apple』だって登録されないはずです。
でも実際には、
『Apple』は登録されています。
なぜか?
『Apple』がPCやスマホに使われる商標だからです。
もしあなたが、リンゴに『Apple』を使いたいと思っても、
ぜったい商標登録されません。
リンゴを英語に変えただけ、
だれもリンゴのブランド名と思わないからです。
商標っぽくないからです。
バナナに『Apple』もダメです。
リンゴだと思って買ったのに
箱を開けたらバナナだったとなると
買った人がこまるからです。
では、
ふつうのコトバなのに
商標登録を受けられるもの、
登録を受けられないもの、
どうちがうのか?
それは…
①ぱっと見でブランド名っぽいかどうか
②買う人が誤解しないかどうか
③説明的すぎないかどうか…
この見極め、じつはとても難しいです。
ムリだと思っていたのに
がんばってみたら登録になった!
ということはごくふつうに起こります。
究極的には、出願してみないとわかりません。
最終的に判断するのは特許庁の審査官なので。
なので…
素人判断で
「うちの商標はふつうのコトバだから商標登録できない…」
と、諦めるのはあまりお勧めできません。
俗説?を鵜呑みにしてほしくないのです。
でないと、
本当なら商標権をとれたはずなのに
みすみすチャンスを逃し、
あとから競合にマネされ、泣き寝入り…
となりかねません。
なので、
ご自分のビジネスを大切にする事業主さまには
商標のことをしっかり分かってほしいと思っています。
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