レストランやカフェの名前など店舗名、
大抵は商標登録いらないんじゃ?
と思っています。
(あくまでもケースバイケースですが)
商標とは、
ネーミングやロゴを覚えてもらい
その商標を見た人に
あそこのお店(会社)の商品だ!
と分かってもらうためのものです。
なので、ネーミングやロゴ関係なしに
お客さんがきてくれるなら
登録の重要度はさがります。
たとえば駅前の喫茶店なら
お客さんは立地で選んでくれるのであって
お店の名前はあまり関係ないので
登録はいらないかも。。。となります。
では、商標登録をしたほうがいいのは
とはどんな場合でしょう?
1)多店舗展開
たとえば、スタバやマック、デニーズみたいな
おなじ業態のお店を複数出店する場合です。
おなじ商標をつかっていれば、
お客さんはどこの店舗でも
同じ味、雰囲気だと思います。
一回行ってよかったら、
つぎに同じ商標をみたとき、
また入ろうとなります。
商標がお客さんを呼んでくれるので
守り育てたほうがよいというワケです。
2)ブランド、ステイタスが大切
ミシュランの三ツ星レストランとか
資生堂パーラーとか老舗料亭
なんかがこれだと思います。
あのお店で食事する、利用するということに
ステイタスを感じてもらいたい場合です。
お客さんはそのお店の名前そのものに
価値を感じているので
ステイタスは資産であり財産。
他人がネーミングを勝手につかって
質の悪いものを提供したとか
食中毒を起こしたりなんかしたら
とんだとばっちりでブランドに傷がつき
お客さんだって減るかもしれません。
なので、ブランドを育て
ステイタスを守りたいなら
商標登録は必須!となります。
3)店名に愛着があるとき
費用対効果とか経営合理性とかを
超えたココロの問題になります。
オーナーさんがお店を愛していて
店名にこだわりがあって
お店やブランドを守りたいなら
商標登録をしたほうが安心です。
登録がないと、
いつなんどき名前を横どりされるか
じぶんが使えなくなるか分かりません。
店名変更しなければならなくなるかもしれません。
お店に愛着をもつオーナーさんほど
そういうときのダメージは大きいですし、
トラブル解決の労力も大変ですから
さっさと自分で権利を押さえたほうがよい
という感じです。
そのほかまだ色々ありますが
ケースバイケースなので
今日はこんなところで。
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